エルジューダエマルジョンとプラスの違いは?髪質別の選び方徹底比較
サロン専売ヘアケアの金字塔として不動の支持を集め続けるミルボンの「ディーセス エルジューダ エマルジョン」。アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)の購入を検討する際、店頭やECサイトで並ぶピンク色のパッケージ「エマルジョン(無印)」と「エマルジョン+(プラス)」のどちらを選ぶべきか、迷う方は少なくありません。
両者はどちらも毛髪内部の水分保持力を高めて扱いやすい髪へ導くミルクタイプですが、配合されている補修・保湿成分と想定されている髪質設計は明確に異なります。髪質に合わないタイプを選んでしまうと、「毛先が重すぎてペタッとしてしまう」「思ったほどパサつきが収まらない」といったミスマッチの原因になります。現場の美容師が実践する判断基準と毛髪科学の観点から、2つの製品の決定的な違いと後悔しない選び方を解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:無印エマルジョンは「細い髪・軟毛向け」で、セラミド2がコルテックスの水分保持力を高めてふんわり柔らかな質感に導く。
- 要点2:エマルジョン+(プラス)は「太い髪・硬毛向け」で、アクアコラーゲン(加水分解コラーゲン)が毛髪内部を潤いで満たし、しっとりしなやかにまとめる。
- 要点3:価格(税込2,860円/120g)や香りの基調(グラデーションフローラル)は共通しており、選定の基準は「髪の太さ・硬さ・ボリューム感」にある。
【2026年最新比較】エルジューダ エマルジョンとプラスの決定的な違い
ミルボンのエルジューダシリーズにおいて、水分補給と質感調整の役割を担うヘアミルクが「エマルジョン」ラインです。無印とプラスの最も根本的な違いは、「どの髪質を柔らかくコントロールするか」という処方目的にあります。
どちらの製品にも、ミルボンが誇る毛髪補修成分「CMADK(カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン)」と、アフリカの樹齢数千年の巨木から抽出される「バオバブエキス」がベースとして配合されています。CMADKが毛髪のケラチンタンパク質に直接吸着してダメージを補修し、バオバブエキスが水分を抱え込みます。その上で、髪質に合わせて追加配合された保湿成分に決定的な差が存在します。
| 比較項目 | エルジューダ エマルジョン(無印) | エルジューダ エマルジョン+(プラス) | 編集部の見解・選定基準 |
|---|---|---|---|
| 対象となる髪質 | 細い髪・軟毛・猫っ毛 | 普通毛〜太い髪・硬毛・剛毛 | 髪の「1本の太さ」と「コシの強さ」で明確に分かれる |
| 固有の主成分 | セラミド2(脂質補給成分) | アクアコラーゲン(加水分解コラーゲン) | セラミドは内部の水分を留め、コラーゲンは水分を抱え込んで柔軟化する |
| 仕上がりの質感 | ふんわり・サラサラ・軽やかな柔らかさ | しっとり・なめらか・重厚なまとまり | ペタつきを嫌うなら無印、広がりを抑えたいならプラス |
| 香りの系統 | グラデーションフローラル(フルーティ〜バニラ) | グラデーションフローラル(フルーティ〜バニラ) | 香りの構成は同一設計。甘く上品なサロンクオリティ |
| 容量・定価(税込) | 120g / 2,860円(税抜2,600円) | 120g / 2,860円(税抜2,600円) | 価格差はなく、純粋な髪質適合性だけで選んで問題ない |
無印に配合されている「セラミド2」は、毛髪内部の水分蒸発を防ぐバリア機能を強化する脂質成分です。細い髪や軟毛は水分を抱え込むスペースが狭く、過度な油分や重い保湿剤を与えるとペタッとボリュームを失ってしまいます。セラミド2が細胞間脂質を補うことで、髪の根元を潰さずにサラッとした指通りとふんわり感を実現します。
一方、プラスに配合されている「アクアコラーゲン(加水分解コラーゲン)」は、高い保水力を持つ水溶性コラーゲンです。硬い髪や太い髪は、コルテックス(毛髪内部)の密度が高くゴワつきやすいため、コラーゲンが毛髪内部の隅々まで浸透して水分をぎっしり満たすことで、硬くなった髪をしなやかで扱いやすい状態へと柔らかく整えます。

どっちがいい?髪質・悩み別の失敗しない選び方
「自分の髪質がどちらに該当するのか判断がつかない」というケースは非常に多く見られます。現場のカウンセリングで用いられる自己診断フローと、ダメージ度合いに応じた最適なマッチング基準を整理しました。
無印(エマルジョン)を選ぶべき髪質と状態
以下の条件に2つ以上当てはまる場合、無印のエマルジョンが最適です。
- 髪の毛が細く、指でつまむと頼りない感触がある(軟毛・猫っ毛)
- ヘアオイルや重めのトリートメントを使うと、トップが潰れてペタッとしやすい
- 髪が絡まりやすく、手ぐしを通したときにサラサラした軽さが欲しい
- 毛量は普通〜少なめで、ボリューム感を損ないたくない
細い髪に必要なのは「重さによる押さえつけ」ではなく、「内部の保水バランスを整えて自然なハリと柔らかさを与えること」です。無印はミルク特有のベタつきが一切残らず、ドライヤー後もサラリとしたエアリーな仕上がりを維持します。
プラス(エマルジョン+)を選ぶべき髪質と状態
以下の特徴を持つ方は、迷わずエマルジョン+を選択してください。
- 髪が太く、一本一本がしっかりしていて硬い(剛毛・硬毛)
- 毛量が多く、湿気や乾燥で横に広がって頭が大きく見えやすい
- ヘアアイロンやコテを頻繁に使い、熱による毛先のゴワつきやパサつきが気になる
- 朝のスタイリングで髪が言うことを聞かず、まとまりにくい
剛毛・多毛特有の「広がり」や「ゴワつき」を抑えるには、アクアコラーゲンの強力な保水力が不可欠です。毛髪内部にしっかりと潤いを留めることで、しっとりと重厚感のある落ち着いたシルエットを作ることができます。
ブリーチ・縮毛矯正などのハイダメージ毛はどう選ぶ?
「髪は細いけれど、度重なるブリーチや縮毛矯正で毛先が激しく傷んでパサパサしている」という複合的な悩みを抱える場合、判断が分かれます。
基本ルールとして、「ベースの髪の太さ」を最優先してください。細い髪の方がハイダメージだからといってプラスを使ってしまうと、油分とコラーゲンが毛先に過剰に吸着し、乾きにくくなったり束感が出てギトついて見える原因になります。細毛のダメージ毛には無印を使用し、乾燥が気になる毛先にだけ少量重ね付けするか、乾かした後に軽めのヘアオイルでフタをするレイヤリングが毛髪科学的に最も効果的です。
【実態検証】利用者の生の声・口コミ評判と現場で見えたリアル
大手コスメ口コミサイトやSNS(X・Instagram)、サロン現場で集まった数万件に及ぶユーザーフィードバックを精査すると、評価の傾向と「失敗パターン」が浮き彫りになってきます。
高評価のリアルな声:香りと補修力への圧倒的満足度
両タイプに共通して最も多く挙げられるのが、「サロン帰りのような甘く上質な香り」と「翌朝のスタイリングのしやすさ」です。
- 20代女性(細毛・無印使用):「オイルだとすぐにベタつく猫っ毛ですが、エマルジョンは毛先までちゅるんとするのに根元はふんわり立ち上がる。香りがベリーからバニラ系へ上品に変化するのもお気に入りです。」
- 30代女性(太毛多毛・プラス使用):「硬くて針金のようだった髪が、乾かした瞬間から指通りなめらかに柔らかくなります。湿気がある日でも爆発しなくなり、毎朝のアイロン時間が半分に減りました。」
エルジューダ エマルジョンの香りは、トップノート(カシス、アップル、シトラス)の爽やかさから、ミドルノート(ローズ、ラズベリー)の華やかさ、ラストノート(バニラ、アンバー)の温かみへと段階的に変化する「グラデーションフロール」設計です。この持続性のある甘い香りが、リピート購入を後押しする大きな要因となっています。
失敗談の検証:なぜ「合わなかった」と感じるのか?
一方で、低評価をつけたユーザーの声を分析すると、その9割以上が「髪質とのミスマッチ」または「使用量の誤り」に起因しています。
- 細毛なのにプラスを使って失敗:「しっとり系が好きでプラスを買ったら、髪が乾くのに異様に時間がかかり、午後にはお風呂に入っていないような束感が出てしまった。」
- 剛毛なのに無印を使って物足りない:「サラサラにはなるけれど、毛先のパサつきと広がりが全く収まらず、保湿力が足りないと感じた。」
これらの声が証明するように、エルジューダ エマルジョンは「どちらかが優れている」わけではなく、自身の髪質と成分特性が合致して初めて100%のパフォーマンスを発揮するプロダクトです。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の情報やSNSの短尺動画では、時に誤った認識が拡散されています。ヘアケアの効果を損なわないために知っておくべき3つの盲点を解説します。
誤解1:「プラスのほうが成分が濃くて高級」という勘違い
「+」という表記から、「プラスのほうが上位互換であり、無印より美容成分が多く含まれている」と誤解されるケースが散見されます。しかし、メーカーの設計思想において両者に上下関係はありません。配合されている成分の「アプローチ先(脂質重視か、水溶性保水重視か)」が異なるだけであり、定価も全く同じ2,860円(税込)です。髪質を無視して「とりあえずプラス」を選ぶのは避けるべきです。
誤解2:ヘアミルクとヘアオイルの役割の混同
エルジューダには、エマルジョン(ミルク)のほかに「FO・MO」や「グレイスオン セラム」といったオイルタイプも存在します。「ミルクとオイルのどちらを買うべきか」という疑問に対し、毛髪内部の構造から見ると以下の明確な違いがあります。
- ヘアミルク(エマルジョン):水分と油分の両方を含み、毛髪内部(コルテックス)に浸透して髪そのものを柔らかく保水する。
- ヘアオイル(セラム等):主に油分で構成され、キューティクルの表面をコーティングして摩擦やドライヤーの熱から保護し、ツヤを与える。
髪の「乾燥・パサつき・硬さ」を本質的に改善したい場合は、内部に水分を届けるエマルジョン(ミルク)が第一選択となります。ツヤ感や熱保護を極限まで高めたい場合は、エマルジョンを塗布して乾かした仕上げに、ごく少量のヘアオイルを毛先に重ねる「ミルク+オイルのW使い」がサロン現場でも推奨されるテクニックです。
効果を最大化する「エルジューダ エマルジョン」の正しい使い方
最高峰の毛髪補修ミルクであっても、塗布の方法やタイミングを誤ると効果は半減します。有効成分を余すことなく毛髪内部へ届けるステップは以下の通りです。
1. 適切な使用量の目安
プッシュ数は髪の長さに合わせて厳密に管理してください。出しすぎはベタつきの元となり、少なすぎると摩擦ダメージを防げません。
- ショート〜ボブ:1プッシュ
- ミディアム(肩〜鎖骨):2プッシュ
- ロング(胸上〜):3プッシュ(多毛・硬毛の場合は+半プッシュ)
2. タオルドライと塗布の手順
最も重要なのは、「髪が濡れすぎず、乾きすぎていない状態」で塗布することです。
- お風呂上がりにタオルで髪を優しく挟み込み、水滴が垂れない程度までしっかりと水分を取る。
- 適量を手のひらに出し、指の間まで透明になるように均一に伸ばす。
- 髪の中間から毛先にかけて、内側から手ぐしを通すように揉み込みながら塗布する(※頭皮や根元にはつけない)。
- 手に余ったわずかなミルクを、前髪や表面の毛先に軽くなじませる。
3. ドライヤー前の「目の粗いコーム」によるコーミング
塗布直後、ドライヤーを当てる前に必ず目の粗いコーム(ジャンボコーム等)で全体を一度梳かしてください。手ぐしだけでは届かない一本一本の毛髪へエマルジョンが均一に行き渡り、乾かした際の指通りとまとまりに劇的な差が生まれます。

【エルジューダ エマルジョン プラス 違い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:細い髪ですが、ブリーチを繰り返して激しくパサついています。プラスを使っても良いですか?
A1:細い髪・軟毛であれば、ハイダメージであっても基本的には「無印エマルジョン」を推奨します。プラスを使用すると油分とコラーゲンが過多になり、髪が重く沈んで乾きにくくなるリスクがあります。無印を適量塗布し、乾かした後に軽めのオイルを毛先のみに少量重ねることで、サラサラ感を保ちながら高い保湿効果を得られます。
Q2:エマルジョンとエマルジョン+で香りに違いはありますか?
A2:香りの構成は両者まったく同一です。トップ(シトラス・アップル)、ミドル(ローズ・ラズベリー)、ラスト(バニラ・アンバー)へと移り変わる「グラデーションフローラル」の香調を採用しています。香りの好みで選ぶ必要はなく、純粋に髪質と仕上がりの質感で選定してください。
Q3:朝の乾いた髪やスタイリング剤としても使えますか?
A3:乾いた髪にも使用可能ですが、最も高い補修・柔軟効果を発揮するのは「夜の濡れた髪への使用」です。毛髪が濡れてキューティクルが開いている状態のほうが、CMADKや保水成分が内部深くまで浸透します。朝のパサつき直しとして使う場合は、髪を軽く湿らせてから少量なじませるか、半プッシュ程度をごく薄く毛先に伸ばすのが効果的です。
Q4:男性のメンズヘアケアやパーマ毛にも使えますか?
A4:男性の髪にも非常に適しています。軟毛・猫っ毛の男性やパーマでふんわり感を出したい方は「無印」、剛毛でサイドが膨らみやすい方やツイスト・スパイラルパーマで毛先がチリつく方は「プラス」を選ぶことで、清潔感のある柔らかい毛束感を作ることができます。
まとめ:自分の髪質に合わせた正しい1本で理想の質感を
ミルボンの名作「エルジューダ エマルジョン」と「エマルジョン+」は、どちらもサロンクオリティの毛髪補修力を誇る優秀なヘアミルクです。両者の選択において決定的なのは、人気の有無や価格ではなく、「自身の髪が持つ本来の太さと硬さ」です。
細い髪やペタッとしやすい軟毛には、セラミド2が軽やかな弾力としなやかさを与える「無印エマルジョン」を。太い髪や広がりやすい硬毛・剛毛には、アクアコラーゲンが芯から潤してまとまりを作る「エマルジョン+」を選ぶことが、サロン帰りの指通りを手に入れる最短ルートです。
毎日のアウトバスケアで適切な1本を選び、熱や乾燥に負けない扱いやすい美髪を育ててください。 (出典: エルジューダ エマルジョン プラス 違い(Yahoo!ニュース))